アメリカ先住民の遺跡、カホキア

欧米諸国の中でも、アメリカは比較的新しくできた若い国ですから、他の国々にあるような古い遺跡はなさそうです。しかし、実はアメリカにもインディアンと呼ばれた先住民が存在していたので、歴史ある遺跡があります。

アメリカのイリノイ州にある遺跡「カホキア」は、長いあいだインディアンにとっての都だった場所です。一説ではアメリカ先住民族の起源は、同都市にあったと言われているそうです。いったい、どのような場所なのでしょうか。

<ひっそりと佇む遺跡、インディアンの都カホキア>

イリノイ州にあり、ミズーリ州セントルイスから東に13km行ったところに「カホキア」はあります。西暦700年から1600年のあいだにアメリカ先住民が築いたとされており、先史時代を知る上で重要な遺跡だそうです。

発見された数々の遺物からは、宗教的な考えが人々の生活や社会に密接に関わっていたことが推測でき、墳丘などから死後の世界を信じていたことがわかっています。しかし同時に、カホキアには多くの謎が残っているそうです。

例えば、遺跡のところどころには物見やぐらのようなものがあり、都を囲む防御柵が見えるようになっています。もちろん防衛目的であるのでしょうが、カホキの人々にとって警戒すべき外敵が何だったのかはわかっていません。

<疑問がいま解き明かされる!?徐々にわかってきたカホキアの謎>

また、突然人がいなくなったことの原因がわからなかったそうです。病気の流行や内戦、侵略を受けた、飢饉などいろいろなケースが考えられますが、どれ一つとして決定的な証拠が出ませんでした。

しかし、近年になって1200年前後に大規模な洪水が発生したことが明らかになったそうです。大きな自然災害は居住区にとてつもない被害をもたらし、結果として彼の地に住み続けることが不可能になったと推測されます。

ただ、洪水が衰退の引き金となったのか、それとも衰退しかけていたカホキアへのとどめの一手になったのかはまだはっきりしません。ですが、堆積物などを調べ続けるうちに、確かなことがその内わかるはずです。

<いずれ有名な遺跡になるかもしれないので、今の内に見に行こう!>

まだまだ謎が多いカホキアですが、だからこそ今のうちに行っておくべきかもしれません。今後発見される事実次第では、話題になり多くの人々が押し寄せる有名観光地になってしまう可能性もあるでしょう。

ですから、まだ比較的知られていない時に行っておけば、観光客もあまり多くない、遺跡本来の姿を楽しむことができるはずです。場所もそう不便でないところにあり、最寄りの街からバスに乗って20分ほどでたどり着くことができます。

見学にお金はかからないとされていますが、寄付金を要求されるので実質有料だそうです。ですが、払うだけの価値はあるでしょう。アメリカ先住民が築いた都市カホキアの遺跡を、ぜひ一度見に行ってみてはいかがでしょうか。

Copyright(c) 世界中の古代遺跡を巡る旅. All Rights Reserved.