謎が謎を呼ぶ、ギザの三大ピラミッド

数ある古代遺跡の中でも、知名度という点においてはピラミッドに勝てるものはありません。名前だけは知っているというものは他にもありますが、エジプトと存在する国まで瞬時にセットで出てくるのはピラミッドだけでしょう。

特にギザにあるクフ王、カフラー王、メンカウラー王の三大ピラミッドは有名であり、遺跡のある場所は世界遺産にも登録されています。文化遺産でもあるこの三大ピラミッドは、他にはない多くの謎を秘めているそうです。

<もしかすると墓じゃない!?三大ピラミッドにはミイラがいない>

一般にピラミッドは王の墓と言われていますが、ギザにある三つには謎が多く、墓地としては不可解な点がいくつか発見されています。まず一つは王の遺体が見つかっておらず、埋葬品さえ置いていないということです。

棺を収める部屋の中には棺のみがあり、中にはミイラがありません。また他の遺跡には刻まれている象形文字も一部の部屋にしか刻まれておらず、ピラミッドの入口も隠されていました。現在では墓ではないという考えさえあります。

さらにピラミッドの斜面は、ほとんどの誤差なく正しい方位を示しているそうです。黄金比となるよう計算されているなど、他にも精巧さの裏付けとなる色々な点が見つけられており、高い建築技術があったと考えられています。

<パワースポットの一つ?ピラミッドが持つふしぎな力>

また、クフ王のピラミッドではふしぎな力が見つかったそうです。これは遺跡内で、捨ててから数日経ったあとも果物が腐らなかったり、カミソリの刃が再生したりといったことで、俗に「ピラミッドパワー」と呼ばれています。

他にも人をリラックスさせる、頭の働きをよくするなどといった話もありますが、科学的証拠は見つかっていないそうです。ですから謎の多い場所に特有の、都市伝説のようなものと考えていいものかもしれません。

ですが「火のないところに煙はたたない」と言いますし、まるっきりの嘘というわけでもなさそうです。一説ではピラミッドを形作っている石材によって起こる科学現象の一つではないかと考えられています。

<ピラミッド作りは楽しかった?労働者たちの楽しげな声が見つかる>

三大ピラミッドは多くの謎をもっていますが、一方で今まで考えられていた説をくつがえす新たな真実を教えてくれるものでもあるようです。ひと昔前まで遺跡は、無理に連れてこられた奴隷たちによって作られたとされていました。

しかし近年の調査結果で、奴隷ではなく一般市民によって作られたことがわかっています。しかも過酷な労働環境ではなく、働いていた人々が喜びに満ちていたことが、石切り場に残っていたイタズラ書きから判明しているそうです。

科学が進歩し調査が進むほどに、新たな謎と真実が見つかるピラミッドは、何度行っても飽きることのない神秘の遺跡と言えます。日本からは遠いので簡単には行けませんが、多少大変な思いをしてでも行く価値のある場所でしょう。

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