コロンブスより前にアメリカを発見した人々の遺跡

1960年、ノルウェー人の探検家ヘルゲ・イングスタッドとその妻は、バイキングの伝説の大陸「ヴィンランド」を探してカナダを探検中に、遺跡を発見します。「ランス・オ・メドー」と名付けられたその場所は、出土した道具類などから、西暦1000年ころのバイキングのものと判明します。1942年にコロンブスがアメリカ大陸を発見するはるか以前に、北欧のバイキングは大陸に暮らしていたことがわかりました。

<ヴィンランドの伝説>

8世紀ころから11世紀にかけて、スカンジナビア半島には海賊・バイキングが活躍していました。俗に言われるような「略奪」を生業としていたのではなく、農業や漁業をいとなみつつ、船による交易をしていた人たちです。略奪は例外的なものだったといわれています。
10世紀、バイキングのレイフ・エリクソンはグリーンランドから西に航海して大陸を発見、「ヴィンランド」と名付けます。1010年ころには大規模な移住がおこなわれ、入植が開始されました。しかし、本国から距離があること、アメリカ先住民との抗争が起きたことから、10年程度で植民地は放棄され、以降忘れ去られてしまいます。
13世紀に書かれたといわれる「グリーンランド人のサガ」「赤毛のエイリークのサガ」という書があります。970年から1030年にかけての、バイキングの西方探検の物語が描かれています。「ヴィンランド」はその中に登場します。その場所は現在まで特定されていませんが、「ランス・オ・メドー」であるという説が有力です。

<ランス・オ・メドーとは>

ランス・オ・メドーはカナダ東部ニューファンランドのグレートノーザン半島の先端にあり、モントリオールの北東部に位置しています。8つ以上の建物跡があり、溶鉱炉跡も発見されています。住居は木枠に泥炭を積み上げるノルウェー様式で建てられており、発見された鉄器や糸車、機織機などの道具類もバイキングのものでした。その他にもイングランド製のボタンなども出土しており、先住民の住居とは考えられません。
遺跡以外にもニューファンドランド島では雄大なフィヨルド地形のグロスモーン国立公園や氷山の見学ツアーなど、厳しい北方地域の自然を堪能することが出来ます。古代のバイキング立ちの雄々しさを体感できるようなツアースポットも数多くあり、男の血をたぎらせる要素に満ちています。ご夫婦で雄大な歴史に触れた後は、カナダの豪快なサーモン料理とワインに舌鼓を打ちましょう。
閑話休題、北極圏に近い地域のため、気温は低いですが二人の仲を暖めるのにはオススメです。ベッドの上でバイキングのように男らしくふるまうためには、特に熟年男性の方はED治療薬を準備して行くのをおすすめします。現地調達も出来ないことはないですが、日本国内の専門クリニックで処方を受け、きちんと服用方法の説明を聞いておくと安心です。ただし、間違ってもジェネリック・バイアグラと銘打ってネットなどで安売りしているものに手を出してはいけません。北米でもバイアグラのジェネリック品はまだ販売されていませんので、ほぼ確実に偽物です。
ヨーロッパ人によるアメリカ大陸の発見は、バイキングが最初だったことが証明されました。「ランス・オ・メドー」は、1978年に最初の世界遺産として登録されます。歴史を塗りかえた遺跡。ぜひ一度訪ねてみたい場所です。

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