インカ帝国の歴史を物語る遺跡、マチュ・ピチュ

誰もが一度は行ってみたい遺跡に挙がるものの一つにマチュ・ピチュがあります。ペルーのウルバンバ渓谷の山あい、標高2280mの頂きにある遺跡は「空中都市」とも呼ばれ、いまだ多くの謎が残っているそうです。

また、遺跡の姿が美しいだけでなく見晴らしもいいので、絶景を楽しむことができます。歴史的な興味を満たしてくれ、なおかつ視覚的な面白さまで得られるのは、マチュ・ピチュならではの魅力と言えるでしょう。

<山高くにあるマチュ・ピチュ、たどり着くのは一苦労?>

空中都市マチュ・ピチュは文化遺産であると同時に自然遺産でもあるという、世界遺産のなかでも大変珍しいものです。観光地としても大人気で、ポロイ駅から出ている遺跡への列車は、事前に予約しておかないとまず乗れません。

さらに、途中でバスに乗らなければならないのですが、何と二日も車中泊をするそうです。くわえて走行中は振動が激しくなり、なかなか寝ることができません。湖に近づくほど寒さも増すので、防寒対策もしておく必要があります。

着いたあとも体調には注意を払わなければなりません。なぜなら高地に慣れていなと高山病になる可能性があり、もし体調を壊した場合は低地に移動する必要があるからです。無理をすると死に至ることもありますので気をつけましょう。

<そこかしこに見られる、インカ帝国の圧倒的建築技術>

無事到着したのなら、絶景とふしぎな遺跡を楽しむことができます。マチュ・ピチュには数々の驚くべきものがあり、当時のインカ帝国のすごさを感じることができます。事前に知識をつけておけば、2倍楽しめるでしょう。

まず、遺跡に着いたら建物の壁に触れてみるといいです。マチュ・ピチュは「カミソリの刃も通さない」と言われるほど精巧な石造りの建築物であり、特に「太陽の神殿」はマチュ・ピチュで一番と言われるほど美しい作りになっています。

また、石を削って作られた水路も見応えがあり、目にすれば技術力の高さにきっと驚くでしょう。水路を流れる水は山奥から石の溝を通ってくるようになっており、インカ帝国がどれほど土木技術に優れていたかがわかります。

<現代でも解明不可能!?マチュ・ピチュにひそむ多くの謎>

しかし、これほど高度な技術力を持っていたにも関わらず、インカの人々は文字を持ちませんでした。おかげで建物の材料となる石材をどこから調達したのか、どうやって運んだのかといったことは判明していません。

さらにインカ帝国の人々は、ある日とつぜんマチュ・ピチュを放棄して姿を消したとされており、どこへ移動したのかもわかっていないそうです。建築物も現代技術では建造不可能な作りになっており、多くの謎に満ちています。

さまざまな神秘があるマチュ・ピチュですが、近年はたくさんの観光客がくることもあり、石畳が崩れつつあるそうです。ですから、早めに行っておかないと、そのうちに立ち入り禁止になり入れなくなるかもしれません。

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