多くの謎を秘める遺跡 パレンケ

世界の古代遺跡にはどうやって建造されたかわからないもの。何のために作ったかわからないものなどが技術レベルに見合わないものなど多数存在します。

特にマヤ文明は文献の少なさなどからいまだに謎を残した遺跡が多くあります。今回ご紹介するのはSF好きにも御用達の古代遺跡パレンケをご紹介します。

<マヤ文明とは>

この地域の文明を総じてメソ・アメリカ文明と言いますがどの地域もユーラシア大陸に生まれた文明とは独立した文明を発展させました。マヤ文明はこのメソ・アメリカ文明の中で古くは紀元前3世紀にはじまり9世紀に衰退、その後16世紀まで続く文明です。

この文明の特徴は鉄器を持たず石器を使っていた・車輪の原理を実用化しなかった・主食はトウモロコシや木の実で農業を行っていた・マヤ文字を使っていた・数学、天文学が発達していたなどがあります。特に数学と天文学の知識は3現在の一年と同じ日数を計算していた・ゼロの概念を理解していたなどがあります。

<マヤ文明の古代都市の常識を覆す発見>

パレンケはそんなマヤ文明を代表する古代都市遺跡の一つです。18世紀半ばにスペイン人が密林の中から発見し1984年に本格的な調査が行われました。この遺跡からは多くのピラミッド状の神殿や宮殿、天体観測施設が見つかっています。

<パレンケ最大の発見>

さまざまな建造物が見つかったパレンケですがそのうちの一つ、碑文の神殿というピラミッドに地下室があることを見つけた考古学者がその先に進むと洞窟のような空間を発見しました。その先に進むと殉教者と思わしき遺体と肖像画やマヤ文字、絵が浮き彫りされた石の蓋。そして、その下に石棺が埋もれていたのです。

多くの副葬品と共にヒスイの仮面をかぶった遺体を発見。この遺体は7世紀にいた王、パカル王だということが分かりました。そのころは中央アメリカのピラミッドはエジプトのピラミッドとは違うもの、つまり墓ではなく神殿の土台だと思われていました。しかし王の棺はかなり重く、ピラミッドの基底部から2m下にあったことから墓が最初に作られ、その上に神殿を作ったのです。つまりこの発見により、碑文の神殿は最初から墓として作られた可能性が高くなったのです。

<何の場面?石棺の浮彫>

このように当時としては定説を覆す発見をしましたがもう一つこの発見で謎が生まれました。それは石棺の浮彫に刻まれたのが何なのか、です。一時期はUFO研究家などSF好きな人からはロケットに乗っている人の図、といも言われました。しかし、この絵を上から詳しく見てみるとマヤでは聖なる鳥とされるケツァルコアトルにトウモロコシの十字架、膝を抱えて座る王、一番下に王を飲み込もうとする地下世界の守護者、地の怪物という図柄になっているのです。

この浮彫は死んだ王が天上世界と地下世界の間で宙づりになっている図という解釈もできるのです。このようにパレンケにはまだまだ謎がたくさん残っています。以前アメリカのある少年が航空写真と遺跡の配置図から遺跡のある場所は星の配置都内と同じになっているというのです。研究者はこの説に否定的で、星の配置は遺跡に関係はなく偶然の結果という意見が大半です。

いかがでした?のこの遺跡は跡いまだに謎を残していまます。それが今のSFやオーパーツのようなものを好む人たちを刺激してやみません。時にはこういった未知の古代文明などにロマンの花を咲かせてみませんか

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