火山によって失われた悲劇の都市ポンペイ

イタリアの遺跡の中でも、特に高い人気を集めている古代遺跡の一つがポンペイです。紀元前7世紀頃にイタリアの先住民によって形成された都市で、港に届いた荷物をローマへと運ぶ際の中継地として栄えていました。
商店から娯楽施設など、商業都市としての機能も備えられており、当時のイタリアでも有数の都市としてポンペイは名を馳せていました。

<突然ポンペイを襲った悲劇>

長い間繁栄を続けてきたポンペイの街を突然の悲劇が襲います。街の北部にそびえるヴェスヴィオ火山の大噴火によって、ポンペイは一瞬にして埋没してしまいました。
当然、当時の技術では発掘することもできず、18世紀に本格的な発掘が開始されるまで2000年近くもの間、火山灰の下に埋もれていました。

<ほぼ完全な状態での発掘に成功>

長い間火山灰の下にあった影響もあり、発掘が開始されるとほぼ完全な姿でポンペイの街は蘇りました。ローマ時代の街並みや、人々の暮らしぶりを知ることのできる住居、そして壁画に至るまで美しい形で現在でも残されています。
詳しい説明と画像はコチラが参考になります⇒ポンペイの遺跡

この地に足を踏み入れると、まるで古代ローマ時代にタイムスリップしてしまったかのような感覚に襲われるほどです。
当時、多くの人々の命や生活を奪った火山灰は、結果として現在まで古代ローマの街並みを保存する役割を果たしました。

<ポンペイ観光のポイント>

基本的に夏季がベストシーズンですが、8月は日差しが強すぎるので避けた方が良いかもしれません。8月を避けたとしても、日本に比べかなりきつい日差しを浴びることになりますので、帽子やサングラスなどを用意しておくと良いでしょう。

外せないポイントとしては、当時の暮らしぶりを知ることのできる壁画でしょう。当時の壁画がほぼ完全な形で残っていることは、ほとんどありません。まさにここでしか見ることのできない貴重なものですので、かならず押さえておきたいポイントです。

華やかな都市を突然襲った悲劇は、皮肉にも現代に当時の栄華を伝えてくれる役割を果たしました。
一度失われてしまった生活や都市の姿を見ることができるのも、古代遺跡巡りの楽しみの一つです。華やかなミラノやローマからは離れていますが、一味違うイタリア旅行を楽しみたいのであれば、ポンペイまで足を運んでみてはいかがでしょう?

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