謎だらけの古代遺跡・ストーンヘンジ

イギリスでは多くの謎の巨石建造物がなんと2000以上も発見されています。その中でも最大規模のものとなるのがストーンヘンジです。 イギリスの南部、ソールズベリーにあるこのストーンヘンジはサークル状に配置された巨石群です。
世界の古代遺跡の中でも、特に大きな謎を持つといわれるこのストーンヘンジの魅力についてご紹介しましょう。
こちらはフリーの編集者・ライター。出版社で編集者として勤務したのち退職、世界一周の旅に出たりと、これまでの訪問国数は68か国、世界遺産は173か所見て回った世界遺産ガイド長谷川大さんのオールアバウトです⇒ストーンヘンジ/イギリス [世界遺産] All About

<いまだ解明されていない多くの謎>

ストーンヘンジは誰が何のために建てたものであるのか、いまだに解明されていません。唯一分かっているのは、紀元前2500年から2000年前後に建造されたものということだけです。

これまで、その配置などから多くの研究者によってさまざまな説が唱えられてきましたが、どれも決め手を欠くもので、いまだに解明されていません。 夏至の日、高さ6mにも及ぶヒールストーンと呼ばれる巨石と、サークルの中心にある巨石を結んだ直線上から太陽が昇るため、天文観測施設であったという説が現在、もっとも有力なものです。しかし、この時代のこの地域に天文学が存在したという証拠はどこにもなく、決定的なものとはなっていません。

また、建造方法にも大きな謎が残っています。この巨大な石の多くは付近に存在するものではありません。当然、遠方から輸送する必要があったはずなのですが、その輸送手段も明らかになっていません。そして、最大で40トンを超える巨石をどうやって積み重ねたかも謎のままです。
いずれにしても、このストーンヘンジを建造するには、高い技術や組織力を持った文明の存在が不可欠です。しかし、周辺には他に高度な文明の存在を感じさせる大規模な遺跡は存在しておらず、まったくその文明の存在を証明することすらできていません。

このように、多くの謎を持つストーンヘンジを自分の目で見て、また触れて推理してみるのも楽しいでしょう。

<ストーンヘンジ観光のポイント>

観光する上でベストとなるのはやはり、6月の夏至でしょう。しかし、この日は多くの観光客が世界中から集まってきますので、ゆっくりと遺跡を観察することはできないということを覚悟しておきましょう。 また、気候が変わりやすい場所でもありますので、雨具は必ず用意しておくべきです。
ストーンヘンジほどの規模ではありませんが、周辺にもいくつかの巨石建造物が存在しています。有名なのは、北に約30キロの位置にあるエーヴベリーです。ストーンヘンジと同じようにサークル状に並んだ巨石群も見ることができますので、併せて押さえておきたいスポットです。

多くの謎を持つストーンヘンジは古代のロマンを楽しむには最適な古代遺跡であるといえるでしょう。 人気の高いスポットですので、日本の旅行会社でツアーが組まれていることも多く、比較的気軽に行くことのできる古代遺跡でもあります。

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